2022.5.8
セイコーグランプリ陸上が開催
女子1500mでは、田中希実選手(豊田自動織機)が出場連、連戦が続く中、外国人と競り合い、最後のラスト100mのスパート力の差で3位となりましたが、堂々としたレースでした。
日本の中距離界は、世界で戦うには国内の選手だけで記録を出すには困難です。日本人選手で互いに競合うハイレベルなライバルが必要です。
私が、2002年頃だったと思います。チームにルーマニア選手が在籍していたので、ルーマニア陸上選手権に我がチームの選手が5000m、10000mに出場させていただきました。
その中、1500mでは予選から4分一桁の選手が多数いました。同じ、平地民族でありながら何が違うか・・ルーマニアでも国内にある高地でトレーニングをやっているとのことでした。これは日本も同じです。
大きな違いは、筋力トレーニングを積極的に行っていることです。日本人女性ではとても無理な負荷を簡単にやっているのです。(腹筋ではベンチプレースのプレートを持ってやっています。何を行うにしても自重ではなく負荷を掛けていました。)
単なる走るだけではなく、筋力トレーニングを重視していることを感じました。
当時は、世界的ランナーであった。カブリエラ・サボー選手がいました。華やかさの中に筋力は凄いものでした。
【サボー選手の実績】
【サボー選手の自己記録】
日本人に必要なのは、筋力=パワーです。
その選手にあった筋力トレーニングと共に、互いに競合えるトレーニングが出来れば、今の日本人選手でもトラックでも戦えるはずです。
田中望実選手(豊田自動織機)が、世界陸上オレゴン大会での更なる活躍を期待しています。
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